寺子屋の蕎麦は福井県産の蕎麦だけで打った純粋な十割そばでした

寺子屋

寺子屋さんは2023年春にオープンした十割蕎麦オンリーの蕎麦屋さんです。

十割蕎麦 寺子屋で三種盛りをオーダーしました

2023年春にオープンした十割蕎麦だけを出すお蕎麦屋さん「寺子屋」に行ってきました。地元の福井県産の蕎麦だけを使った十割蕎麦です。原料の蕎麦は福井市のハーネス河合さんから調達しているそうで、一部の蕎麦はご自身で店内の石臼を使って製粉しているとのこと。

また、打ち粉にも蕎麦の一番粉を使うということらしいので小麦粉をまったく使っていないグルテンフリーの完全十割蕎麦です。すごいですね。しかも世界一高いと言われているオール福井県産の蕎麦です。これは希少価値が高いと思います。

初来店ですがあたたかく迎えてくれました。

オーダーしたのは三種盛りです。実際には蕎麦は二種類で(夏と秋)の三枚で、味変のための塩などが提供されます。

秋蕎麦は福井県在来種の十割蕎麦

少し黒々とした麺体は秋蕎麦のほうです。いわゆる福井県ではスタンダードな晩秋に収穫される福井県の在来種の蕎麦。香りもよく、少し固めの食感が越前そばらしいうまい蕎麦でした。

夏蕎麦は福井の夏の新そばを使った十割蕎麦

一方、少し色白のほうの蕎麦は夏新の蕎麦です。ここ数年、福井県の農家さんは夏の新蕎麦づくりにチャレンジしています。7月には収穫して提供できるので真夏の暑いときに新そばとして食べられるので人気になっています。

福井県在来種の蕎麦とは違います。福井の夏新、品種はおそらくキタワセでしょう。少し淡白ですが、それでも十割蕎麦らしくしっかりと香りも蕎麦の甘みもあります。一般の人にはこちらが好みかもしれません。

4種の塩がありました

塩が4種ありました。わさび塩、酵素塩、越前塩、マルドンシーソルトという種類が並んでいます。わさび塩と越前塩を試しましたが、越前塩のほうがあいますね。わさび塩はちょっと辛味が強すぎるかもしれません。

しかし、これは好みですから、このように4種類もあると楽しめますね。

この秋から登場する予定の粗挽き田舎そば

11月からの新メニューで予定しているという粗挽きの田舎そばもいただくことができました。

この粗挽き田舎そばが最高にいいですね。香りもよいし、味わいもよいし、食感ももちもちの弾力感がたまらなくよいです。黒くて太いガツンとした田舎そばが大好きな人にはストライクゾーンのお蕎麦です。今度、来るときはこの粗挽き田舎そばを軸にしていただきたいなと思いました。

寺子屋さんのメニュー

店内のメニューはこんな感じです。蕎麦オンリーの蕎麦屋さんなので、ご飯物もないし、天ぷらもありません。私は蕎麦だけあればそれでOKですが、もしも蕎麦以外の副菜に期待するなら寺子屋さんでは提供できないのでご注意ください。

キャッシュレス支払いはPayPayのみOKでした。

蕎麦を学びました

おいしいお蕎麦でした。

越前市粟田部エリアといえば蕎麦の激戦地区で有名です。森六さん、大福さん、勘助さん、生蕎庵さんなどの有名店がほぼ徒歩圏内にひしめき合っています。実際に寺子屋さんの店舗の場所は、森六さんのすぐ後ろにありました。昨年まで土日のみ営業していた、やまじさんが閉店したのですが、寺子屋さんという新しい蕎麦屋さんが現れたことで、粟田部エリアはまたまた強力な蕎麦エリアになりました。

またひとつ蕎麦を学ぶことができました。ありがとうございます。

寺子屋さんへの地図

十割蕎麦 寺子屋
https://www.facebook.com/terakoya79/
福井県越前市粟田部町70-1
営業日は土日月火の4日間で営業時間は午前11時から午後3時まで