福井県の蕎麦は全国的にも評価が高いです。在来種の蕎麦として、おそらく人気日本一でしょう。その福井県には蕎麦専門の製粉会社が複数社あります。石川県には蕎麦粉専門の製粉会社は存在しないので、やはり越前そばの本場である福井県は蕎麦文化が根付いているのだと思います。
その蕎麦粉専門の製粉会社のなかでもネットでの取り寄せならカガセイフンさんでしょう。小口の通販に対応してくれているし、最近では生そばの取り寄せも始めています。
タイミングよく、カガセイフンの蕎麦粉で手打ちしたという蕎麦をいただくことができました。ありがたいです。この蕎麦はカガセイフンの蕎麦粉を使って手打ちしたものです。
蕎麦の生麺です。白い粉がたっぷりとついています。
ぐらぐらと沸騰したお湯で茹でます。本当はもっと大きな鍋で茹でたほうがよいのですが、あえて小さめの鍋で少量づつの蕎麦を茹でました。あとで濃いめの蕎麦湯を飲みたいという下心からなんです(笑)
何回かにわけて茹でて、冷水でしめてから、大根おろしをのせていただきました。まずは、なにもつけずに蕎麦の香りを楽しんでから、蕎麦だけでいただきます。うーん、蕎麦がもちもちしていて、噛むとすごい弾力があり、口の中で弾みます。噛むほどに蕎麦の甘みがじゅわーっとでてきてとてもおいしい蕎麦になっていることがわかります。
出汁は少量のお醤油のみです。蕎麦自体の味がおいしいので、なにもつけなくてもいいくらいですが、大根おろしには醤油を少しかけたほうが辛味が引き立つので、ちょっとだけかけました。
この蕎麦は普通の蕎麦屋でいただく蕎麦とはちょっと違った趣向です。黒い星がたくさん入った黒い田舎そばなので、蕎麦の風味が凝縮されています。更科風の白くて細くて美しい麺体の蕎麦とは真逆の蕎麦です。田舎そば好きにはたまらない逸品でした。芳醇な菊姫の強さに負けない蕎麦なので、日本酒と蕎麦のマリアージュを十分に楽しむことができました。
【ご注意】カガセイフンさんは蕎麦屋ではないので、訪問してもそこで蕎麦を食べることはできません。蕎麦粉や手打ち蕎麦の取り寄せに適しています。
株式会社カガセイフン
〒910-0804 福井県福井市高木中央1丁目3004番地
電話:0776-54-0578 FAX:0776-54-4268
https://soba-sueyoshi.co.jp/
このサイト(北陸の蕎麦食べ歩き)について
ご意見ご感想がありましたらこちらのフォームから送信ください。この「蕎麦食べ歩き北陸」というブログは遠田幹雄が一人で写真を撮影し主観で記事を書いています。
【特徴と傾向】本人は蕎麦好きのベジタリアンで肉と魚を食べません。鰹節が苦手なので蕎麦屋ではできるだけカツオ系は外してもらっています。鰹が強いダシは香りが強すぎて苦手なため、鰹が効いた出汁は使いません。大根おろし汁で食べるおろし汁蕎麦が一番の好みですが、醤油系のかえしや塩だけで食べる蕎麦も好きです。また、蕎麦は太めで香り高いものが好きで、蕎麦の香りをじゃまするような種物はあまり一緒に注文しません。
そのような理由から、このWEBサイトの写真は「鰹節なし」「ダシなし」の蕎麦だけのものが中心です。偏った情報に見えるかもしれませんがご容赦願います。
2015年2月に蕎麦鑑定士4級になり、2018年3月には蕎麦鑑定士1級に認定されました。1級認定まで4年かかりましたがよい勉強をさせていただきました。今後も趣味として(食道楽として)の「お蕎麦の研究」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。
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※遠田幹雄は株式会社ドモドモコーポレーションの代表取締役です。